「八百八町」

 江戸市中にはたくさんの町があった。江戸中期には千町があった。大阪は八百八橋、京都は八百八寺などと言われた。隅田川には東京湾から勝鬨橋、佃大橋、中央大橋、永代橋、清洲橋、新大橋、両国橋、蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、言問橋、白鬚橋、水神大橋などある。有名な橋ばかりだが、永代橋は赤穂浪士が引き上げに使った橋である。文化4年花火大会で永代橋が落ちたことは覚えていいだろう。