「皇居の周り2」

 九段坂上には医者から明治維新の立役者になり、元勲にまでなった大村益次郎の銅像がたっており、大阪上町六丁目にある大村益次郎殉難地(国立大阪病院の南東端)を思い出させる。その西側には靖国神社があり、第2次世界大戦で亡くなった戦死者が祀られている。特にA級戦犯が祀られているため諸外国から政府の関与が批判されている。そのまま東に行けば書店の町として有名な神保町がある。徳川御三卿の一つ田安家にちなんだ田安門を過ぎて九段下を南下すればやはり御三卿の清水家にちなんだ清水門がある。清水濠を右手に見ながら南下すれば気象庁が見えてきて大手町に至る。大手濠の東側には江戸幕府を守っていた平将門にちなんだ将門塚がある。