「山の手線」

 江戸城より海岸にちかい日本橋、神田川あたりは下町といわれ、明治以降浅草、本所、深川あたりも下町と言われるようになった。いっぽう神田掘りの西、南の丘陵地は武家・社寺屋敷が多かったので山の手と言われた。上野、秋葉原、東京が下町ちかく、本郷、小石川,牛込、赤坂、麻布あたりが山の手であり山手線はその西側を走っていることになる。江戸の西近郊に近い池袋、新宿、渋谷が今や乗降客の非常に多い駅である。新宿もそうだが品川も江戸日本橋を起点にして最初の宿場町だったので結構江戸周辺のイメージがあった。