「江戸四宿」

 東海道品川、甲州街道新宿、中山道板橋、奥州街道千住が4宿である。それぞれ江戸に一番近い宿である。4宿とも江戸時代宿場であった雰囲気が残っている。宿には岡場所があり飯盛女が150人〜500人ぐらいいた。千住宿の街並みが一番長く、明治以降野菜の集積場にもなっていたようである。品川宿は海に近く海苔が有名である。内藤新宿は徳川家康により、馬で走れるところの領地を与えられた信濃高遠藩内藤家のあった所である。新宿は今や大都会、昔から人通りの多いところであった。板橋宿の板橋は石神井川に架かっていた板の橋が珍しかったからともいわれている。これらの宿場は江戸日本橋を起点にそれぞれの街道の最初の宿であり、四宿巡りも面白い。