「鎮魂、タマフリ」

 アマテラスが天の岩屋戸に閉じこもったことは、冬至の太陽のように衰えた光を表している一面がある。ここでアマテラスを岩屋戸から引き戻すのに、アマノウズメが神懸かりし乳房と女陰を露出したのは衰えたタマを更新させる神聖な儀式タマフリである。いったん閉じこもった太陽がタマフリによって前よりも一層強大な太陽になる。この時にもヤタ鏡が使われてアマテラスを映している。この鏡はまさしく神器である。
 一般的に調子の悪くなった人は一度休養し、その後周りから本来の自分を分からし、照らしてくれる働きかけが重要である。その結果前よりも一層強い自分が出現する。