「カガミ」

 カガミ、カガヤク、カグヤヒメ、カグワシイ、カガセヲ(星の神)、カグなどカガには放射性性質がある。ヒミコ(日見子)がカガミ(銅鏡)を持って太陽の光を人々に反射させたのは当時の人々にとって驚異的であった。光や臭いの放射的性質という視覚的・嗅覚的関連性は身体の基本的特徴である。このことをヒミコは知っていてこのカガミを利用して人々を掌握していた。天皇家の3種の神器にカガミが入っているのもヒミコのあり方と結びついている。光は人々に大きな影響を与える。スターは輝き、スポットライトもまぶしく、花は匂うのである。ただしカガミの世界と現実のずれは常に注意しておく必要がある。心理的発達にもカカミは大いに関係しているのである。