「日向3代」

 天孫降臨の舞台日向ではアマテラスオオミカミの孫(アマニキシクニキシアマツヒダカヒコホノ)ニニギノミコトと、その妻コノハナサクヤヒメとの子(アマツヒコ)ヒコホホデミノミコトと、その妻トヨタマヒメの子(アマツヒコヒコナギサタケ)ウガヤフキアエズノミコトの3代が活躍する。コノハナサクヤヒメはオオヤマツミの娘であり、トヨタマヒメはワタツミの娘である。ここで日(ヒ)・天(アマ)と山(ヤマ)・木(キ)と海(アマ)・タマが関係を結んでカムヤマトイワレヒコ(神武天皇)が生まれている。このように天皇は日本の国土から生まれていることを語っているが、人もこのように大自然から生まれていると考えられる。あるいは日本人は天孫族、土着の部族、海士族の混血から成っているとも考えられる。
 このように新しいことは色々違ったものが混じり合って生まれてくると考えられる。日本人はこのように混じりあうことを肯定していると思われる。