休養と趣味

　精神科では休養や趣味が非常に重要である。しかし休養といっても一人一人イメージが違っていて、仕事を休むことを休養と思っている人がいる。体は休めても心では休むことを責めていると本当の休養にはならない。体も心も休めて本当の休養になる。自分を責めなくても、不安を感じて休んでいるとは言えない人もいる。また仕事を休んでいるだけで家で色々な用事をする人もいて休養と言えないこともある。
　またぼうっとすることが全くできないで無意識に罪悪感を感じて本当に休むのが難しい人もいる。ぼうっとするのは全くよいことだとは言えないが、錯覚して悪いことだと思っている人も多い。決して悪いことではなく、時には必要で正しいときもある。また趣味を持つことを仕事と同じように捉えている人もいて一人一人全く意味が違っている。