理解する

 マスコミではよくあることだが、人の出来事を述べる時に悲しい出来事が起こったときには紋切り型で悲しんでいますとか打ちひしがれていますなどと述べる。しかしマスコミが本当に相手の気持ちを聞いたのか聞いて書いているのかというと聞かずに常識的に述べることが多いと思われる。
 野球の解説などでは典型的にこのような解説がまかり通っていて、負けているときにはチームには元気がありません、勝っているときには選手みんなが元気ですとただ単純に述べることが非常に多い。自分が感じていることをさも相手が感じているかのように伝えている。
 しかしよく考えてみれば、普段の日常会話でも相手の感情、気持ちはこちらが勝手に解釈しているということを知っていた方が互いの誤解も少なくなるであろう。