器質性疾患と機能性疾患

 中枢神経疾患には器質性疾患と機能性疾患がある。神経細胞の外傷例えば交通事故による頭部外傷、脳血管障害による神経細胞の障害、その他腫瘍、髄膜炎・脳炎などによる神経細胞の障害、糖尿病・腎障害などによる神経細胞の障害、認知症など神経細胞の脱落等々のよって精神症状が出現する場合器質性精神疾患という。一方上記中枢神経系の障害がないにもかかわらず精神障害がおこる場合機能性疾患という。機能性疾患には統合失調症、感情障害、不安障害、身体表現性障害、解離性障害等々がある。機能性疾患は神経細胞の働きの異常であり、伝達物質の過剰放出や過少と関係している。