自殺

 自分を殺す。現在のこの生活が自分をここまで追いやるには相当大きな問題を背負ってきたのであろう。自分の生き生きした生活が失われ、身体的、経済的あるいは心理的に追い詰められたのであろう。自分の身体・精神疾患が人の希望・目標を奪い生きる希望をなくすこともある。さらに現在の自殺者の増加は経済的困窮もおおきな誘因といわれている。生き生き生きるにはお金も重要でありお金がないと生活が立ち行かなくなるのは当然だろう。病気によって経済が立ち行かなくなることも多い。また人間関係によって傷ついた心、衝動性が自分に向かって自殺となることもある。
 医者が出来ることは少しでもよりそって死にたくなっている人の希死年慮が小さくなる方法を一緒に考え、たてられる対策を考えることである。死にたくなるほどのストレスは当然身体をも悪化させ、薬物が身体に働きかけてその身体的しんどさを和らげる可能性はある。さらに自殺を思いとどまらせるのはやはり家族のきずなであり、死んだら周りが悲しむ・苦しむという気持ちであろう。基本的には人間最後は死ぬのだからと言って、もうすこし引き延ばして死なない方法、考え方を工夫することもありだろう。