我慢、忍耐、辛抱

 人はどうして我慢できるようになるのか?我慢するほうが利益がえられるからである。しかし今我慢することによって後で利益が得られるわけだから後々の利益が想像できないと我慢できないだろう。知的障害者は我慢が難しいだろう。こらえることによって認めてもらえる体験も大きい。こらえることが世話をしてくれる人に認めてもらえるなどの感情的体験も大きい。我慢がストレスにならず溜まらないわけは我慢することが世話してもらえる人に喜ばれ、我慢しないで吐き出すことが世話をしてくれる人を悲しませるからであろう。
 我慢は肛門期と関係していて、世話する人に口唇期まで受け入れられていた大小便を肛門期になってトイレでするようしつけられる。世話をしてくれる人が子供に便を垂れ流すのではなく、溜めてトイレで出すまではお腹に溜めるようしつける中で、自分を愛してくれている世話をしてくれる人が困らないよう、困らせないよう我慢が出来るようになる。