甘え、苦味

 これらの言葉は味を表しており、味はまさに人との交わりの象徴になっている。味のある人、苦味ばしったいい男、甘えん坊などなど人間の性格を表すことも多い。なぜ味が人間関係や性格をあらわすのか?幼児期の母子関係とそのときの母乳などの与えられ方(口唇期)は深く関係していてその体験が身につくのである。幼児期は口・舌がかなり大きな出来事である時期であり、人間の性格の基本的部分ができる時期である。人に対する接し方・感じ方を味の部分から気づき、調整していく視点も大事である。