心療内科

 心療内科とは内科疾患が心理的葛藤やストレス、ジレンマ、欲求不満などから起こってきたときに治療を担当する科である。特に消化器潰瘍、高血圧、喘息、心因性嘔吐、アトピー、自律神経失調症などなどである。しかし人の体験はすべて身体の中でなされるわけだからその体験が不愉快なものであれば身体にはこたえる。怒りは潰瘍をおこしやすく、緊張感は高血圧を引き起こしやすい。このようにすべての心理的体験は身体にしか表現されないことは知っておくべきであろう。また症状が出現すると人はその症状に注意を払いさらにその症状が強くなることも知っておかなければならない(心身交互作用)。心理的に自信と落ち着きを持っていることが心療内科的疾患を引き起こしにくくするであろう。