多次元診断

 性格・人格障害は風変わりな人、他人を困らせる人、自分が困る人の大きく三つに分けられている。風変わりな人も自分の思いこみの強い人などさらに3タイプ、他人を困らせる人も社会的に犯罪を起こしそうな人など4タイプ、自分が困る人も何かに頼りやすい人など3タイプ計10タイプに分けられている。しかし現実に生きている人間がそんなに単純に10タイプのどれかにあてはまるかというと一つにはあてはまらないというのが正しい。では人はどう判断されるかというと、少し変わっていて自分がよく困るなどのようにそれぞれの特徴ある性格がどのくらいの割合であるかというスペクトル的な診断がより客観的といえる。
 病気についても、性格が大きく関係していて病気の部分が少しですねなどと判断していくことがより本人を正確に捉えるだろう。病気も色々な病気が混ざっていることも多々ある。一方多次元診断の問題は病気の本質を掴みにくくすることである。