普通と常識、変とおかしい
普通とか常識とかいう言葉はよく使われているがこの言葉は自分の経験を基準にして使われている。従って自分がずれていても自分を基準にして使っているので普通でないのに普通だとか常識とはずれているのに常識だとか思ってしまう。自分の経験が普通であるためにはより多くの人との交わりが必要である。人との交わりが少なくて普通とはとても言えない。常識は英語では共通感覚(common sense)と言われて5感全てを使って理解できるもの、多くの人と共有して感覚できるものである。従って自分だけの感覚、体験、経験だけでは決して普通、常識は分からない。
しかし多くの人は自分の両親、自分の家族のなかで普通、常識を学んできているのでそれがどんなに偏っていても自分では分からないのである。まさに人との交わりで個人の常識が破られて始めて一層深い常識が身に付くのである。自分の基準と違った人の生き方、考え方、感じ方を変だ、おかしいと言う前に自分は多くの人と付き合って常識を深めてきたかどうか反省する必要がある。
|