自 信

 自信は自分に対する信頼である。自分を愛し、自分を認め、自分を肯定し、自分を許せることである。自信を持って始めて他者と対等に付き合え、他者を愛し、他者を認め、他者を肯定し、他者を許せる。他者を信頼出来る。自分は他者との関係を通して決まる。従って母、父、先生、友人らが自分の体質、能力、性質、気力などを知って自分に合った環境、目標、評価、活動を用意したり、勧めたり、肯定してくれるならどんなに弱い人でもどんなに力のない人でも、病気の人も、障害の人も自信を持てる。自信は足が早いから、頭が良いから、スタイルが良いから、金持ちだから持てるのではない。人に肯定してもらって持てる。従って自分では選んでいない体質・気質・能力、自分では選んでいない環境によって出来ている自分を周りは愛し、認め、肯定し、許さなければならないし、自分自身は何の理由も付けずに、無条件で自分を愛し、認め、肯定し、許すべきである。すなわち無条件で自信を持つ必要がある。