認知のわな3

 個性を大事にするのは当然のことである。何でもそうだが個性を大事にしすぎて人が付いていけなくなるなら個性というより自分勝手になるだろう。一人一人全く違う遺伝子を持ち、まったく違う両親と環境で育てられるのだから、個性はなくすことが出来るわけはない。ましてや個性と相互によい影響を与え合う対人関係を軽く考えてはいけない。人と交わり人と協調することは個性をなくすことではなく、よりよい個性を創ることでもある。ときどき個性的とは人から離れることだと錯覚している人がいる。周りに理解してもらえない個性は孤立であり意味がなくなる。より多くの人に分かってもらえて始めてより個性が輝くのである。