認知のわな2

 人は正しいことをしようとする。正しいことを他の人に要求することは本当にいつも正しいのか?実は正しいことを人に要求することが基本的には正しくないことがある。なぜなら人の活動、行動、仕方、やり方は無限と言ってよい。時間をまもる、話をきっちりする、まわりをきっちり片付ける、服装を清潔にする、仕事を一所懸命にする、相手の気持ちを察する、できるだけ人を助ける、場の雰囲気を大事にする、約束をきっちりまもるなどなど無限に正しいことがある。ということは一つの正しいことにこだわりそればかり強調すると他の正しいことが出来なかったり、注意がむけられなくなったり、気付かなかったりする。すなわち他の人にとって大事なことや正しいことに気付かなかったりする。