注意・集中力

 人は自分の精神世界・意識を何かに向ける。それが意識を注ぐ、すなわち注意である。何かに向けることが出来る状態とは精神・意識が纏まっていなければならないし、むけることが出来る精神的エネルギーも必要である。精神をまとめる自分について述べると、精神・意識がストレスや悩みで纏まりにくかったり、まとめて何かに向ける自分が定まらず、はっきりしなかったり途切れたりすると注意・集中力は落ちる。また精神のエネルギーが落ちたり、落ち込んで意識状態がぼーっとしていると当然注意・集中力が落ちる。このように統合失調症でも不安障害、うつ状態でも注意・集中力は落ちる。認知症とは違い、回復しうる記憶障害がおこる。