単一精神病

 統合失調症は「私」が曖昧になり自分の精神・身体をコントロールするのが難しくなる病気である。一方うつ状態は自分が頑張りすぎたり、気を使いすぎたりして元気がなくなる病気である。
 不安障害は色々不安をかかえ呼吸困難や動悸などをおこす病気である。このように自分が経験している心身の出来事にほかの人との違いや無理や負担が生じるとそれにあった精神・身体症状になる。その状態が仕事・家事・人間関係などに大きく影響し不安定になるとき病気と判断される。
 人間はよく似た身体構造を持っており、それに宿っている精神状態に無理があるとその無理な精神状態から起こるべくして起こる身体症状が出てくる。このメカニズムはすべての人に共通で精神疾患すべてそういう共通部分がある。ゆえに単一精神病とも言える。