目 的

 人は何か進んでいく方向が必要であり、進まずに突っ立っているとどこか体に合わず体調不良が起こってきやすい。何を目的にしたらいいのかは本人の欲望、人生観、世界観、価値観、さらには考え、人との繋がり、支え等によって千差万別である。その目的・目標が人によって頷かれている限り持続していきやすいだろう。自分だけの欲望は他の多くの人を困らしたりして一緒に喜んでくれる・分かってくれる人のいない目的・目標は意味が感じられなくなりやすい。目的は自分のものでなくてはいけないのでただ周りに合わしているだけなら本当の自分の目的・目標と言えないだろう。
 例えば金儲けも自分がしんどい目をして人の役に立ち、相手がしんどい思いをして稼いだお金を貰ってためたとしても、得られたお金が人に妬まれたり、羨ましがられたりする。人から喜ばれたりするぶんが少なくてただ自分の喜びだけだと持続しないかもしれない。家族だけのためでも悪くはないが充実感は充分とは言えないかもしれない。人間は欲望だけではないので欲望以外の価値など何かも必要である。