依 存 2

 人は人に支えられて生きている。しかし一人しっかり生きていかなければならない面もある。経済的、精神的に頼って両親や親せき・知人の援助を受け続けるのは大変心配な状態である。人は自分の足で立って目標に向かって歩いている状態が安定しており、色々な障害を処理してやりすごして初めて充実感、肯定感が出てくる。頼り続けると自信がなくなり、苛立ちが生じやすく、生きる意義も弱まってくる。頼ってはいけないのではない。自分が傷ついて参ってしまっているときは助けて貰わなければならない。そして傷・状態が回復したら再び立って歩かなければならないということである。ところで目標がなかったり目標に向かって歩く力が弱まりただつっ立っているとき、目の前のものすなわちお酒、ギャンブル、目立った派手な品物に影響を受けてどっぷりつかって出れなくなることも多い。