スノーホワイト

 マグナス王が統治する王国にとてもかわいいプリンセス・スノーホワイトが誕生した。しかし母をなくした王女の生活は父マグナス王がラヴェンナ(シャリーズ・セロン)を後妻に迎えた時に悲劇になる。本当は魔女であったラヴェンナは国を滅ぼし、スノーホワイトを城の塔に幽閉する。7年後若い娘の生気を吸い取って若さを保ってきたラヴェンナは衝撃の事実つまりこれからは世界で一番美しい女性はスノーホワイト(クリステン・スチュワート)であると魔法の鏡によって知らされる。スノーホワイトの生気を吸い取り、さらに若さを保とうとしたラヴェンナはスノーホワイトが脱走したことをしり、スノーホワイトに逃げられた弟フィン(サム・スプルエル)にスノーホワイトを捕えるよう命じる。
 不思議な力に導かれ黒い森に入ったスノーホワイトを捕まえるためにラヴェンナはハンターのエリック(クリス・ヘムズワース)を呼び寄せスノーホワイトを捕まえたらお前の妻を生き返らせると言われて、フィンと一緒にスノーホワイトを捕まえに行く。スノーホワイトを捕まえたエリックは自分が女王に騙されていたことを知り、スノーホワイトを助ける。黒い森を逃亡のため縦断するうち怪物トロールを手なづけるまでになったスノーホワイトにエリックは畏敬の念を抱くのであった。
 その頃スノーホワイトの幼馴染でラヴェンナに抵抗していたハモンド公の息子ウィリアム(サム・クラフリン)が、死んだと思っていたスノーホワイトが城を脱出したと聞いてスノーホワイトを助けるためにフィンの追跡隊に加わった。
 ある村にたどり着いたスノーホワイトとエリックはそこで休息している間に、スノーホワイトがプリンセスであったと知ったエリックはスノーホワイトを村人に託して村を去ろうとしたときに、フィン率いる追跡隊がやってきて村を焼きつくした。スノーホワイトを守って再び逃亡にでたエリック等2人は8人の森の番人のいる聖域についた。彼らはスノーホワイトが森の精霊に祝福を受けるのを見てこの国を救うのはスノーホワイトだと確信する。やがてフィンたちと戦いフィンをやっつける。その戦闘中にスノーホワイトはウィリアムとも再会する。8人の番人の一人ガスがスノーホワイトをかばって死ぬ。そんなスノーホワイトの心の隙を狙ってラヴェンナはスノーホワイトに毒りんご食べさせ意識のない危篤にさせる。
 ハモンド公の城に運ばれたスノーホワイトはエリックのキスにより奇跡的に蘇り、選ばれし者という自覚をもったスノーホワイトは武装して抵抗軍の先頭に立ち、ラヴェンナの城を奪いかえす。
 このようにおとぎ話も種々の作り方ができる。植えつけられた固定観念をどう変えるかである。