「ラスベガスをぶっつぶせ」

　マサチューセッツ工科大学の学生ベン・キャンベル（ジム・スタージェス）は親友たちとロボットコンテストに参加したり、地道にアルバイトしたりしていた。ベンの目標は母親の夢でもあるハーバード大学医学部に進学して医師になることであり、成績も優秀で進学が内定していた。しかし進学には３０万ドルのお金がいるため頭を抱えていた。そんなときベンの天才的数学の才能に惚れ込んでいたミッキー・ローザ教授（ケヴィン・スペイシー）は彼が秘密裏に開催しているブラック・ジャックで必ず勝つ方法のカードカウンティングの会にベンを誘い込んだ。その会にはジル（ケイト・ボワース）等５人が参加していた。その会には学内１の美人のジルがいてお金も稼げるということで結局会に入ることにした。天才的なベンはミッキー教授の繰り出す難問をパスしていよいよチームはラスベガスに乗り込むのであった。
　ベン等は次から次ぎにブラックジャックに勝利しラスベガスでのセレブな生活とマサチューセッツでの真面目な学生生活の二足の草鞋をはきはじめるが、貧乏学生には二度と戻れなくなりロボットコンテストに一緒に参加していた親友たちと手を切ることになる。ところでカジノのルール違反を取り締まるコール（ローレンス・フィッシュバーン）達はベン等の違反に目を付け始めた。一方ベンの仲間のフィッシャーは自分の役をベンに取られて不愉快な思いをしてミスをしてミッキー教授に会からはずされる。ベンもジルとの関係にずれが生じたりして熱くなって教授の指示に従わず大金を失ってしまう。教授との関係が悪くなりベンは教授と離れて仲間たちだけでラスベガスで一儲けをたくらむがミッキー教授によってカジノに密告され大損する。いままで儲けたお金をアパートに隠していたのにミッキー教授にとられてそれもなくなりさらに教授によって単位も落とされてしまう。絶望していたベンのところにコールがやってきて実はミッキー教授には昔手痛い目にあっているので懲らしめるのに協力してくれといわれた。ロボットコンテスト仲間に全てを話すと親友達はわかってくれてミッキー教授をラスベガスに誘いみんなで一泡くらわせ、単位も再獲得する。
　人生本当にいいと思っていると大変な落とし穴がある。また本当の親友はやはり頼りになる。絶望していても希望が戻るなどなどをこの映画は語ってくれた。