「アポカプリスト」

 マヤ文明がスペインに支配されようとしている頃、中央アメリカのジャングルで生きるハンターのジャガー・パウ(ルディ・ヤングブラッド)は部族長の父フリント・スカイ(モリス・バード)の教えに従って、ブランテッド(ジョナサン・ブリューワー)ら仲間達と平和に生きていた。ところがそんな幸せなジャガー・パウ達の村がマヤの都市から来た兵士達の手で焼き討ちに会う。生き残った大人達は奴隷にされるため都会に連れて行かれ、子供達は置き去りにされる。ジャガー・パウの第2子を妊娠していた妻セヴン(ダリア・ヘルナンデス)とその長男は枯れ井戸に隠れる。ジャガー・パウの父フリントはジャガーの目の前で殺され、ジャガー達は石で創られた大文明をもっているマヤの大都会に連れて行かれた。そこではジャガーの仲間達は干ばつを避けるためその大都市の神官達により生け贄にされまもなく首を落とされることが分かる。次々仲間が殺され、ジャガーの順番になったとき偶然日食がおこり、生け贄の儀式が中止になる。ジャガーと残った仲間達はその都市の兵隊たちにより、兵隊達の攻撃から逃げおおせたら命は助かると言われ必死に逃げる。彼らから逃げるのは不可能に近いが仲間のブランテッドにも助けられ、ジャガー自身脇腹に傷を受けながらも兵隊長ゼロ・ウルフ(ラオウル・トルヒーヨ)の息子スネイク・インクを殺しその場を逃げ切る。しかし息子の復讐に燃えたゼロ達は必死にジャングルの中ジャガーを追っていく。兵隊達はジャガーを追い何度も殺しかけたが、ジャガーは彼が良く知ったジャングルでは自分に利があると考え、事実一人一人兵隊達を殺すのである。ジャガーはやっとのことで妻と子供を救ったが、残された兵隊達との最後の闘いの途中で、海岸沿いにスペインの帆船が現れ次の時代に移り変わって行くのを目の当たりにするのである。