アラジン

 アラジン(マナ・マスード)はアグラバー王国で暮らす孤独なコソ泥でサルのアブーと大の仲良しである。ある日王女ジャスミン(ナオミ・スコット)がお忍びで街を見回っていた。ジャスミンは他国の王子と結婚してその王子に国を任せることを強いられていたが、本当は国のためジャスミン自身が国王になって国を治めたい思っていたのである。この二人が街中で偶然出会って泥棒として追いかけられるがアラジンの巧みな動きによって逃げおおせる。アラジンの隠れ家でアラジンが持っていた腕輪をジャスミンから返してと言われた時にその腕輪がなく、アラジンはジャスミンにやはり単なるコソ泥と思われてしまう。実はサルのアブーが盗んでいた。ジャスミンを侍女と思って気に入ったアラジンはその腕輪を返しに城に見事に忍び込む。一応ジャスミンによる誤解を解いて次の日も会う約束をしたが、悪の大臣ジャファー(マーワン・ケンザリ)は彼こそが美しい心を持ったものとして捉える。実はある洞窟にはたくさんの宝と魔法のランプがあり、ランプ以外の宝石に目がくらむと洞窟から出られなくなり、心の美しい人だけがそのランプを手に入れることができるためジャファーはアラジンは成功すると踏んで洞窟に入らせる。アラジンはランプを一度は手にしたがアブーが宝石に手を触れたため、洞窟が怒ってさらにジャファーにランプを取られて洞窟に閉じ込められる。しかしアブーは閉じ込められる寸前にジャファーからランプを取り戻していた。結局アラジンの前にランプの魔人ジーニー(ウィル・スミス)が出現して洞窟から出られる。ジーニーはランプを擦ることで三回願い事がかなえられると言ったがこの時はランプを擦っていなかった。
 アラジンはジャスミンが王女であることをジャファーから聞いていた。しかし王女と結婚できるのは王子以外だめという法律があったのでジーニーに頼んで王子にしてもらいジャスミンと会う。しかしジャスミンはそんなアラジンにはすぐにはなびかない。一方ジャファーは国を乗っ取るためランプを取り戻したアラジンを殺そうとして海に突き落とした。しかしアラジンはジーニーに助けられる。洞窟から出たときはランプを擦らなかったため結局王子になった時とあわせて二回願いを使った。一方ジャファーは王に催眠を懸けたり、オウムのイアーゴを使ってランプを手に入れ、結局王を廃し、ジャファーが王になりジャスミンと結婚しようとする。しかし最後のところでアラジンは機転を効かしてジャファーにまだお前は2番目で一番のジーニーよりは劣っていると挑発し、ジャファーは怒ってジーニーに俺をジーニー以上のランプの魔人にしろと言ったためジャファーはランプを擦るものが出てこない限りランプで住まわざるをえなくなり、ジャファーはランプに吸い寄せられる。
 かくしてジャファーからアグラバー王国を守れた。アラジンの三回目の願いは、ジーニーを解放することに使う。一方、国王はジャスミンに国をゆずり、お前が王になれば法律をかえて王子以外と結婚できるよと伝える。こうしてジャスミンはアラジンと結ばれる。