アサシン・クリード

人間の自由を守ろうとするアサシン教団と自由を制限して人類を支配しようとするテンプル騎士団は「エデンの果実」なる石をめぐって長い間闘いを繰り広げてきた。メキシコのバハ・カリフォルニアでカラム・リンチ少年は父親が母親を殺す現場を見て、父親に奴らが来る逃げろと言われて逃走。父親は連れ去られる。まさにエディプス・コムプレックスを処理できずに成長して、殺人を犯したカラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は死刑執行されたはずだったが、実際はソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)によってアブスターゴ財団のリハビリ棟に連れられてきた。テンプル騎士団によって創られたアブスターゴ財団は人間の自由意志をコントロールできると言われているエデンの果実を手にすべくルネサンス期スペインでアサシン教団の一員として活躍したアギラール・デ・ネルハ(マイケル・ファスベンダーの一人二役)がエデンの果実の在り処の鍵を握っているため、アニムスという記憶を操作する装置によって、子孫のカラム・リンチを中世にダイブさせ、その在り処を探ろうとしていた。ソフィアは唯純粋に犯罪者をなくすためこの装置を完成しようとしていた。ソフィアの父アラン・リッキン(ジェレミー・アイアンズ)はテンプル騎士団からこれ以上成果が出なければ犯罪撲滅のためのアブスターゴ財団への支援を打ち切ると言われており、完成するため必死であった。ソフィアの父アランの思惑は人を操縦することにあり、ソフィアとは目的は違っていた。そのためカラムが本当に死ぬかもしれないにもかかわらず、アニムスという装置によりDNAの操作によってカラムに何度も中世のアギラールという祖先の人物になる体験を引き起こさせた。
 中世ではアサシン教団のマリア(アリアーヌ・ラベド)はテンプル教団に誘拐されたスルタンの王子を救出しようとしていた。さらに「エデンの果実」を巡ってアギラールとマリアはテンプル騎士団と死闘を繰り広げる。アニムスにより何度もアギールの視点に入り込み、ますますカラムはアギールとシンクロしていく。
 結局アランはエデンの果実の在り処をつきとめ、現在のテンプル騎士団の前で発表しているまさにその時、アギールと一体化したカラムはエデンの果実を取り戻そうとする。最後は仲間と協力してエデンの果実を取り戻すのであった。ソフィアは絡むと敵対的になるだろう。