トム・クルーズ ジャック・リーチャー

 退役軍人ジャック(トム・クルーズ)の後任のスーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)は身に覚えのない国家反逆罪で逮捕される。ジャックはスーザンが無実だと信じており、真面目なエスピン中尉(オルディス・ホッジ)をやむを得ず倒して、スーザンを隔離場所から逃がしたあと、ジャックとスーザンの2人はこの軍部の陰謀を暴き、無実の罪をはらすべく奮闘する。スーザンの後任のモーガン大佐(ホルト・マッキャラニー)も陰謀の仲間らしかった。中東での現場にいて生き残った兵隊が今は麻薬中毒になっているとの話から、その兵隊を突き詰め、中東での武器の受け渡しで失敗したハークネス将軍(ロバート・ネッパー)が挽回するべく何か画策しているところまではつかんだ。その頃ジャックの元彼女が名乗り出てサマンサ(ダニカ・ヤロッシュ)という娘はジャックの子供だから年金を貰いたいなどと名乗り出ていた。ジャックは半信半疑ながらも気にはなる。ハークネスなど陰謀一味は殺し屋ザ・ハンター(パトリック・ヒューシンガー)を使って、サマンサにも手を出そうとしてジャック等の動きを封じ込めようとする。飛行機から銃は運ばず、銃を運んだことにして他で売りさばいていると読んだジャックたちはエスピン中尉を仲間にして、飛行場に乗り込む。命を懸けて乗り込んだが、荷物を調べた結果銃は確実に積まれていた。危機一髪のところでジャックは銃を材料にしたのではなく、銃に麻薬が詰められていると悟って調べるとやはり麻薬だった。こうしてハークネスなど陰謀の一味は捕まる。あとはザ・ハンターに狙われているサマンサを必死のアクションで救いだし無事解決した。
 映画におけるジャック・リーチャーのこの活躍は組織に束縛されず、悪の一味にひどい目に合う周りの人を救うという胸のすく構成である。