東福寺、伏見稲荷、城南宮

 京都市南部にある臨済宗・東福寺は東大寺と興福寺を合わせた名前を持っている。
 東福寺山門は国宝で、庭園は重森美鈴作である。通天橋はドラマのロケにもよく使われ、もみじの季節には最高の美しさといえよう。本堂の龍は堂本印象の手になる。伏見稲荷は秦氏の氏寺であり、千本鳥居で有名である。稲荷は稲が成るからきており稲作文化と切り離すことはできない。そばには荷田春満ゆかりで学問の神を祀っている東丸神社がある。城南宮では曲水の宴なども催され、一方鳥羽伏見の戦いの主戦場でもあった。その他京都南にはほかに龍谷大学、墨染、深草(小野小町をしたってなくなった少将)など結構面白い所がある。