平野神社

 紙屋川をはさんで北野天満宮の北西にあり、西大路に面している神社である。秋に咲く桜もあり、桜で有名で夜桜もにぎわう。祀られている神様は今来の神、久度神、古開神、比め神などである。今来の神は渡来系百済人の神であり、桓武天皇の母高野の新笠の父和氏は百済系で桓武天皇もこの神社に帰依した。久度神はおくどさんで知られているように竈の神であり平群郡が郷であり、ここは和氏の居住地でもあり高野新笠と関係していそうである。このように平安京、桓武天皇と奥深い関係をもつ神社が葬送地・七野のひとつ平野にある。