臨済宗大本山

 南禅寺、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺、妙心寺、大徳寺などこれが京都のお寺だと言ってよいだろう。何故臨済宗系の大本山がこのような特徴を持っているのだろうか?その理由の一つは金閣寺・銀閣寺を塔頭にもつ相国寺、竜安寺を塔頭にもつ妙心寺など大本山にはたくさんの有名な塔頭が所属していることであろう。庭園・枯山水、お茶、公案など禅宗のあり方も日本人に大きな影響を与えている。末寺の数が妙心寺が最大であることもこれらのお寺が日本人を惹きつけている証拠だろう。
 禅宗のもつ哲学的雰囲気、清貧美が日本人を惹きつけてやまないところもある。