朱雀大路

 朱雀大路の朱雀は平安京の4神朱雀・青竜・玄武・白虎の一つ南方をまもる神である。今はない巨椋池が朱雀にあたる。平安宮の真南に向かって朱雀大路が羅城門跡まで大道がのびていた。現在の千本通りである。今は千本通りは京都市繁華街の西の端にあるが何故東部よりすたれたのか? 一説には長安といわれていた平安京西部(平安京東部は洛陽)が水はけがわるく伝染病も多かったらしい。千本通り(朱雀大路)の北には船岡山があり、玄武に比定されている。船岡山の南蓮台野あたりは東山平家の住居跡鳥辺野、嵯峨北部の化野などと同様地域の葬送地であった。船岡山には豊臣秀吉が建てた織田信長を祀る健勲神社がある。