京料理

 京料理といえば地下水が豊富なためおいしい野菜、豆腐、お酒(伏見)などが思い浮かぶ。豆腐は知恩院近くにある順正では自分の敷地の地下で発酵させ独自のにがりを使った豆腐を作っている。
 また禅宗や茶道の影響を受けた懐石料理、会席料理も発達して瓢亭、菊乃井、京大和、下鴨茶寮などなどきりがない。京都はすぐき、千枚漬けなどの漬物もおいしい。一方新鮮な魚が手に入りにくかったため長持ちするはも料理がとてもおいしく、はもすしもうまい。福井からの鯖街道によってもたらされた鯖をつかった鯖寿司もおいしい。京都平野屋のエビイモと棒だらでつくったいもぼうも有名である。上京区千本通り近くのすっぽんの大市も有名である。
 禅宗ときっても切れない黄檗宗万福寺の普茶料理も興味深い。西山麓のタケノコ料理もおいしい。