幾松

 京都の老舗料亭幾松は桂小五郎後の木戸孝允の妻幾松が仕事をしていたところである。桂小五郎を匿った長持ち、桂小五郎が新撰組に狙われたときに鴨川に逃げた通路など幕末の時代をしのばせる雰囲気が濃厚に漂っている。建物自体も古めかしく幕末の雰囲気が残っている。夏は川床で料理も楽しめてよい雰囲気である。京都は幕末にもっとも政治的な出来事が起こった場所であり、新撰組の活動跡は京都壬生の八木邸、前川邸などに残っている。坂本龍馬・中岡慎太郎の襲われた場所、その墓のある霊山もある。さらに池田屋事件、その契機になった古高俊太郎などの遺跡もある。これらの遺跡の多くが河原町、三条・四条近くにある。