鞍馬寺

 鞍馬寺は貴船明神が造東寺長官の藤原伊勢人の夢にあらわれ毘沙門天を祀れと言われて祀ったのがはじまりである。叡山電鉄の終着駅近くは暗闇と表現されても不思議がないくらいやや暗い印象がある。中国の毘沙門天信仰が東寺にもたらされ、北方の軍事的圧力と対抗するために祀られたと考えられる。義経が鞍馬寺と結び付けられたのも義経の軍事的行動と毘沙門天や鞍馬寺が結びつき易かったと思われる。なお薄暗い杉山の木生根を踏み越えて貴船に達することが出来る。