安部晴明

 不気味な伝説のある一条戻り橋という一条堀川にかかっていた昔の橋が、堀川通りをはさんで向かいにある清明神社にある。安部晴明の母親は白狐で和泉市信田の森にある信田葛葉稲荷神社に祀られている。安部晴明の生まれは大阪市阿倍野区近くであり、安部晴明神社がある。陰陽師としてはすぐれていて伝説になった。当時邪鬼、方角の善し悪し、吉凶などの判断が天体、八卦、森羅万象に対する陰陽道の解釈によってなされることが多く、貴族は陰陽道に縛られていた。
 現在も科学によって縛られているが科学で全てを説明することは出来ないにも拘わらず科学信仰が幅を利かしている。陰陽道が科学に代わっただけで心理的にはさして変わらないと言えるだろう。